基本情報技術者のプログラミング「表計算」がおすすめな理由

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基本情報技術者を取得しようとして必ずぶつかる壁、プログラミング問題。

未経験や触れたことがある程度では、びっくりするほど難しいです。

そこでオススメしているプログラミング言語が『表計算

しかし、どのサイトを見ても配点が高いプログラミングの分野は重要と書かれていますが、

それは嘘です。

できるに越したことはありませんが、全ての問題を解けるようにする必要はありません。

そこで、この記事では

  • 表計算を選ぶべき理由
  • 完璧にしなくても合格できるわけ
  • 絶対に抑えるべきルールと単語

について解説していきます。

これをみて、表計算を攻略しましょう!

 

 

1,オススメのプログラミング言語が『表計算』な理由

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ここはさらっと解説します。

 

プログラミング言語は5つの中から1つ選択する問題で配点は20点です。

選択肢は以下の通り、

  1. アセンブラ
  2. C言語
  3. Java
  4. Python
  5. 表計算

この5つです。

表計算以外は、英文を読解するように

何が空欄に当てはまるか、どの文章が必要か、

など、文法や単語の意味を使いこなせるまでやらないと解けません!

(大学の授業で触れたぐらいじゃ100%無理です!!)

 

その点、表計算Excelができれば解けます。

新しく言葉を学ぶよりも、Excelを使いながら覚える方が遥かに時短で効率的です。

 

しかし、表計算ではExcelと表記の仕方が異なるので、そのルールと単語の意味を覚えていきましょう!

 

2,正直すべて完璧にしなくても合格できます

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2.1  配点が高いからやるべきはトラップです

午後問題合格点は60/100点です。

プログラミング言語は、配点が20点なので重要度の高い問題と思われがち。

それは罠です。

配点が高いですが、習得するのに参考書1冊分必要とするような問題なのです。

プログラミング以外の午後問題は参考書1冊で網羅できるのに…。

 

もちろん、その言語を習得したいから頑張るという方は別ですが、

プログラミング言語よりも、他の問題を完璧にした方が合格への近道です。

 

2.2  プログラミング言語以外の分野も全てやる必要はありません

プログラミングも捨てるべき部分があるように、他の分野についても出題頻度が低くかったり、選択問題だったり、必ずしもやらなくていい分野があります。

 

ですので、午後問題を効率的に進めたい方はこの記事もご覧ください。

問題集1冊で合格した私の勉強方法を紹介しています。

kengharu.hatenablog.com

 

3,これさえ抑えておけば、20点のうち10点は取れます

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3.1 抑えておくのはこの3種類!

表計算の問題で押さえておくべきなのはこの3つです。

  • Excelとの表記の違い
  • 絶対参照と相対参照
  • 関数

この3つさえ抑えれば、10点は取れます。

あとは他の問題で50点取ればいいので、大きな近道ですね!

 

3.2  表計算Excelとの表記の違い

Excelとの表記の違いは大まかにこの通りです。

  Excel 表計算
計算式  =を付ける  =を付けない
 (例)=A1+A8  (例) A1+A8
関数  英語表記  日本語表記
 (例) SUM (A1:A10)  (例) 合計 (A1〜A10)
セルの範囲  「:」表記  「〜」表記
 (例) A1:A10  (例) A1〜A10

 

見たら大体わかりますが、絶対に抑えておくべきは関数。

関数がいきなり日本語表記になっても意味がわかりません。

その上、関数ごとにルールがありますので最低限関数は覚えましょう。

 

3.3  絶対参照と相対参照

絶対参照と相対参照は、必ず出題される問題と言っても過言ではありません。

しかし違いは思ってるよりも簡単です。

こちらをご覧ください。

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この通り、A〜Eさんのチケットの料金を計算しています。

H6」はAさんのチケットの枚数を参照していて、下にずれると数字が変化しています。

これが、「相対参照」です。

$G$3」はチケットの値段の「1000」を参照しています。

この時、上下にずれても$がついているセルは変化していません。

これが「絶対参照」です。

 

Aさんの料金1を参考に料金2を算出してみます。

$マークのついていない、「H → I(アイ)」に変化しています。

$マークの付いている「$G$3」は変化なしです。

この時、Aさんの支払い料金1は3000円ですが、料金2はどうなるでしょうか?

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答えは、「3,000,000」円です。

これはおかしいですね…。

 これがこの分野の難しいところです。

ここで、覚えておかなくてはいけないことがあります。

  • 縦は数字
  • 横はアルファベット

で表記されています。

ですので、縦を固定したいときはアルファベットの前に「$」をつけます。

反対に、横を固定したいときは数字の前に「$」をつけます。

 

では、先ほどの料金2を考えてみましょう。

上下移動しないように固定したいのは、チケットの値段、

左右移動しないように固定したいのは、チケットの枚数。

 

ではこれを参考に打ち直してみましょう!

 

 

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答えはこれです。

固定したい場所に「$」をつけるだけ。

 

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最初は習得するのに少し時間がかかりますが、

コツを掴むと解けるので、これだけで点数が稼げます!

 

 

3.4  関数は使いこなせるまでやることが大切

関数の選択するセルやルールだけでなく、

どのような使われ方をするのかまで覚えないと、点数は取れません。

関数は、調べると30個ぐらい載せている方や、

15個程度しかない方など様々ですが、まずは少ない人のサイトみて挑戦してみてください。

それから時間が余るなら、たくさんやってもいいと思います!

 

しかし、先ほども言いましたが表計算ができなくても、他の問題ができれば合格できるわけです。

他の問題をほぼ完璧にして難しいプログラミング問題は軽く触れておく程度が望ましいです。

 

4,まとめ

関数に関しては、長くなってしまうので端折りましたが、

重要な箇所なので必ず取り組むようにしましょう!

 

午前問題の取り組み方やお勧めの参考書なども紹介していますので、

よかったら覗いてみてください!

kengharu.hatenablog.com